英国日記11
Cambridge
Driving Licence
最初、クライフィールドコテージには、日本人は我々だけであったが、
そのあと入れ替わり立ち替わり、3家族以上が住むようになった。しか
しそれまでは、ほとんど日本人を見かけなかったので、ウォーリックに
いる日本人は我々くらいだろうと思っていたわけである。実際、日本で
はウォーリック大学という名を耳にしたこともなかったわけであるので
しごく当然な発想であった。
イギリスに来て2週間ほどたったころ、大学で英語の発音のクラスがあ
るという。さっそくそのクラスに出て見ることにした。10名位の生徒が
きていた。イギリスでは9月が新学期だから今日は最初の授業のようで
ある。特にこのLanguage Centre の教室は誰でも受けることができるよ
うである。どんな内容であったかはもう忘れてしまったが、そこで、初
めて日本人に出会うことができた。都立大学で数学を研究しているOさ
んで奥さんとともにその教室に参加していた。数学科は大学の北のはず
れにあり、宿舎もそっちの方にある。そんなわけで普段はほとんど見か
けないのである。毎週何度か英語のクラスで顔を合わせるようにな
り、奥さんの方は、家内ともつきあうようになった。あとで知ったこと
であるが、ウォーリックにも、日本人がかなりいるようである。その辺
はまたあとで話そう。1ヵ月ほどすぎたころようやく電話が引かれた。
イギリスでは、申し込んでから2週間以上かかることは普通である。こ
れでようやく、家から電話をかけることができるようになった。
さて、自動車の方であるが、FIATを買うことにしてから実際に手にいれ
るまでにまだしばらくの時間が必要であった。ひとつは、保険に入るこ
とと、Driving Licenceをイギリスで取得することである。免許は国際
免許を日本から持ってきていたので、当面はとくに問題はなかったが保
険は必要である。いずれにしても2年間だと国際免許の期限も切れてし
まうので、イギリスの免許も申請することにした。Driving Licence
の方は、領事館に運転免許書の翻訳証明を申請して、それをイギリスの
機関に送ると向こうのFull Licenceが送られてくる。すなわち日本の免
許を持っていれば、無試験でイギリスの免許が得られるのである。もっ
とも先にお話しした、都立大のOさんはイギリスで初めて免許をとると
いうことで、自動車学校にいっているそうである。といってもイギリス
の場合は、学校という形があるのではなく、教官がきて、その場ですぐ
に運転をさせられるそうである。(しかも公道で)さて、イギリスの免
許が届くまでに2週間近くかかった。しかしイギリスの免許は75才まで
有効なので、一度とれば書換も必要ない。(日本のように顔写真がつい
ているわけでもなくピンクのA4 の紙にタイプされたものである)自動
車代の300ポンドをyさんにわたし、ようやく車を手にした。
yさんの紹介で、日本のJAFにあたる AAというところに入会もした。この
AAはコベントリーの町の中心に事務所があり、簡単な手続きで入会でき
る。入会するとガイドブックと地図、それに鍵をくれる。この鍵は、高
速(モーターウェイ)で故障した時の緊急電話をかけるときに必要とな
るものである。ただし、この鍵の方は一度も使わずにすんだがAAにはこ
のあと何度もお世話になる。車が手に入ったことで、われわれの行動半
径が一気に拡大した。このあとは、毎週車でドライブをすることになる。
Cambridge