英国日記13
Chatsworth

イギリスの天気

イギリスのジェントルマンが傘を常に持っているという図式は日本人に はおなじみであるが、これにはわけがある。イギリスの天気ほど滅茶苦 茶なものはない。というのは、雨が降っていたと思えば、1時間後には 晴れてまた1時間後は雨になるといったことが普通なのである。TVの天 気予報だって、どの地域でも今日は、晴れ後曇り一時雨という感じで、 晴れ、曇り雨のマークが全部ついている。これでは、天気予報を見たっ てなんの意味もない。イギリス人と話す話題がなくなったときは、天気 の話しをすればよいと誰かいっていたが、イギリス人自身も天候には呆 れ返っているようである。
そんなわけで、天気予報で、雨が降るといっていても傘を持っていかな くても良い場合が多いし、晴れだと予想されていても安心してはいけな いのである。ぼくなどは、大学まで歩いて10分くらいだから相当大雨 でなければ傘などもっていかずに過ごしていた。多くのイギリス人も少 しくらいの雨だと傘などささないようである。逆にいえば、ちょっとし た雨にも降られたくない人は、天気だからといって安心せずに紳士よろ しく常に傘をもちあるかなければならないわけである。

Llandudno (Wales)

イギリスの秋から冬にかけては、曇りの日が多い。そして日増しに夕方 暗くなるのが早まってくる。一番の冬の日などは、夕方3時には真っ暗 になってしまう。もちろん朝も8時くらいにならないと明るくならない。 ところでイギリスで暮らしはじめて驚いたことは、日本から小包みが届 くのはいいのであるが、いつも朝早くなのである。普通で、朝6時過ぎ、 ひどいときは、6時前のこともあったように思う。小包みの場合、サイ ンが必要なので、どうしても起き出さなければならない。見ると外はま だ暗い。よく、ほかのイギリスの人達が文句を言わないものだと感心し た。同じようにごみ収集の人達も朝が早い。朝7時には、裏庭をごそご そやっていた。始めは、泥棒かと間違えそうになったくらいである。イ ギリスの場合、どうやら、朝仕事を早めに済ませば、その日はもう自由 になるらしい。本当かどうかは知らないが、それだから相手かまわず朝 早くても小包みを持ってくるのかもしれない? 
イギリスの冬というとすごく寒いように思うが、われわれの住んでいた ミッドランド地方は、関東の冬とさほど違わなかった。雪もほとんど 降らないし、降ったとしても東京で降る雪程度の量である。緯度から言 えば、イギリスは日本の北海道よりも北に位置するが、イギリスをとり まく暖流のおかげで気候が暖かいということらしい。そうはいっても真 冬はそれなりに寒いが、家の中は、給湯器のお湯が部屋全体にまわるセ ントラルヒーティングなので、すこぶる暖かいし、ジトッとした日の多 い、冬などは、このヒーターに洗濯物をのせておけばすぐに乾く。
Snowdonia

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