英国日記22
Stratford-upon-Avon
週末旅行
2月になって、我々は週末になると日帰りのドライブを楽しんだ。
例えば次のようなものである。4(土)ストラットフォード、
5(日)ウォーターガーデン、 11(土)ブリストル12(日)
ブロードウェイ、 18(土)バーミンガム、 19(日)ウイン
ザー、ハンプトンコート、 25(土)ケニルワース、 26(日)
チェルトナム といった感じである。
そういう点、コベントリーは、イギリスのへそと呼ばれるようにブリ
テン島のど真ん中にあり、どこに行くのにも便利である。この中の
いくつかについて思い出すまま記そう。
ブロードウェイは、前にお話したコッツウォルドの中にある田舎町で
ある。アメリカのブロードウェイはミュージカルのメッカとして有名であ
るが、イギリスのブロードウエイはほんとに素朴で目立たない町で日
本ではほとんど知られていない。イギリスの本かなにかでここの丘の
上にタワーが立っていてコッツウォルドを一望できると書いてあった
のにつられて行って見たわけである。
確かに丘の上には小さなタワー
が立っていたが、中には入れなかった。しかし丘の上からの眺めも悪
くはない。もっとも我々は丘からの眺めよりは、町の雰囲気が気に入り、
このあとも何度もこの町をおとずれた。町の真ん中を通る小さな道沿
いになかなか楽しい店がならんでいる。これを見て歩くだけでも
面白い。コッツウォルド地方の家は特徴があり、白い石造りの家が並ん
でいる。イギリスでは、町の景観を大事にし家の屋根の色とか外
壁の色とかも周囲との調和のとれたものでなければならない。日本では、
自分の家だからどんな形でもどんな色でも文句はいわれないが、イギ
リスではそうはいかないのである。
さて、次にウインザーであるが、こちらは日本でも有名である。現在
も週末になるとエリザベス女王が滞在する城だからである。そういう点
で、イギリスでも観光地となっている。城の脇にはマダム・タッソー
の蝋人形館やお土産屋さんがならんでいる。日本では、天皇陛下の別荘
など公開していないが、イギリスではこのエリザベス女王の別荘は公開
されていて中を見学できるようになっている。イギリスでは多くの城が
公開されて見学できるが、その多くはまだ、貴族が実際に住んでいて見
学料を徴収することで、収入の一部としているようである。といっ
ても日本の拝観料のように高いものではない。むしろ、イギリスの場合
は維持管理費に当てているのであろう。ウインザー城もバッキンガム宮
殿同様、衛兵の交代が行われる。交代のため衛兵が娘の瑛美の方に近づ
いて来たのだが娘はそれを見て大声で泣き出した。しかし衛兵は表情ひと
つ変えなかった。ウインザー城は有名だけあって見応えもありイギリス
を訪れたならやはり一度は行ってみると良いと思う。
ウインザーもロンドンに近いが、よりロンドンに近いところにハンプト
ンコートというお城がある。これはヘンリー8世の城である。ウインザ
ーほどの規模はないがここでも城の中を見学できる。
さて、最後にチェルトナムであるが、われわれがこの町を訪れた日は、
天気が良くなくどんより曇っていた。コベントリーからこの町へはスト
ラットフォードへいく道をさらに同じ位行くと行ける。ここは有名な
「惑星」という交響曲を書いたホルストの生まれた町である。ホルスト
の記念館もあったが、車で前を通っただけで中には入らなかった。
町の真ん中にインペリアルガーデンという公園があり、その中にタウン
ホールが建っている。緑青をふいた卵型の屋根が印象的である。車はオ
ンボロであるが、このように週末になるとドライブをし、いろいろな町
を見て歩くのが、われわれの楽しみとなった。
Cheltenham / BroadWay