英国日記23
道路事情
ロンドンを別にすれば、イギリスの道路は快適である。主要幹線の道は
広いし、Mとよばれる高速道路が主要都市間を結んでいる。しかも無料で
ある。またロンドンの周りに大きな環状線(高速道路)があるので、ロ
ンドンの渋滞をさけて反対側にいくのも容易である。なぜ日本の高速は
渋滞だらけなのだろうか?イギリスのように首都高を作る前に東京をと
りまく環状線を先につくるべきだったのであろう。また、イギリスでは
無料だから料金所がない。これもスムーズに流れる一因に違いない。
さてイギリスでは日本と同じ左側通行であるので、日本人のわれわれに
とっては、全く違和感なしに運転できる。日本と違うところは、
速度、距離がマイルで表わされていること。1マイルは1.6kmなので、初
めのうちはいちいち1.6倍して換算しないと実感が湧いてこなかったがそ
れも次第になれた。スピードは普通の道でも時速50マイルは普通で場合
によっては60マイル位で走っている。ぼくも周りがそんなわけなので流
れにそって50から60 マイルで走っていた。高速では、80マイルから90
マイル、場合によって100マイルくらい出すこともある。イギリスでは
スピード違反に関しては日本ほどうるさくないようである。それでも
昔に比べたらきびしくなったとイギリス人は話していた。
そんなわけで高速に限らず、イギリスでは比較的高速で走れる。もちろ
ん町中ではそうはいかないが、町をちょっとでもはずれれば、牧草地帯
の広がるので、気分も最高である。さて、日本人が運転してちょっと迷
うのはランドアバウトといわれる交差点かもしれない。日本の十字に交
わった信号付の交差点も町中にはあるが、郊外ではこのランドアバウト
と呼ばれる交差点の方が多い。交差点のところが、円周上になっていて
車は、その中を時計周りに一方通行で走るのである。
これは、思っていたよりもずっと楽である。すなわちランドアバウトに
入ったならば右側だけに注意してくるまが来なければ入ればいいわけで
ある。普通の交差点のように右左を両方確認しなくてもすむし、その中
に入り込むのはたやすい。そして、ぐるぐるその中を周りながら行きた
い方向の道に曲がって出て行けばいいわけである。もし、出口の道が一
回だけでは見過ごしてしまった場合は、何度その中を回っていても良い
のである。しかし、われわれもミスをしなかったわけではない。
というのは、ドライブに行く場合、どのルートを通るかあらかじめ調べ
ておいて、A46 - A1 - どこどこという感じで覚えているわけなのだが、
たとえばA4 6沿いのランドアバウトに入ってA46と書いてある道に抜け
出したら実は来た道だったということもあった。一回転してしまったわ
けである。このような初歩的間違いは一度しかしなかったが、慣れない
と起こしてしまいそうなことである。
さてイギリスの道路で日本と違うところに踏切がある。日本では、踏切
は一時停止というのが鉄則であるが、イギリスでは一時停止をしてはい
けない。一時停止をしようものなら追突されるがクラクションの嵐を受
けるらしい。というのは事前にyさんからそのように聞いていたので、
ぼく自身は踏切をいつも勢いよく飛ばしていたし、確かにほかのイギリ
スの車も決して止まってはいなかった。たぶん、下手に一時停止してエ
ンストを起こすよりはそのまま通過したほうが安全であるという見方な
のであろう。
イギリスではオートマの車は少ない。これは、オートマの
性能が悪いからというのではなく、ガソリンが安いのにも
かかわらず、イギリス人は燃費にこだわるからである。ぼくもマニュア
ルの車を運転していたが、上手にも運転が上手といえないご婦人なども
みんなマニュアルの車にのっていた。
Exeter