英国日記27
Edinburgh (2枚の写真をつなぎ合わせたので片方が暗くなってしまっている)
イギリスの水
よく外国に行くならば、生水を飲まないようにといわれる。たしかにイ
ギリスの水は硬水といわれていて必ずしもおいしくない。しかし、生水
を飲んだからといってお腹をこわすということもなかった。実は、正直
なところそれほどまずいとも思わなかったというのが本当である。もし
かするとつくばの水があまりにもまずいのでおいしくない水に慣れてし
まったためかもしれない。しかし、風呂に水をためると下のほうにわず
かに砂があったり、トイレなどもしばらく掃除しないとピンクがかった
りするので、不純物がかなり入っていることも確かかもしれない。
わが家では、スーパーから浄水器を買ってきてつかっていた。これは日本の
ように蛇口に直接つけるタイプのものではなく、上下に2つの容器があ
り、その中間に活性炭のフィルターがついている。上の容器に水道水を
入れておくと下に浄水がたまるというもので、なかなか合理的である。
というのも日本式だと水の勢いが強いと本当に浄水されているかどうか
が心配であるが、イギリス式だと上の容器から下の容器へは滴が落ちて
いくというくらいゆっくりだから、なんとなく安心感がある。そのかわ
りいざというときに浄水がないということにもなる。われわれは浄水を
ためておき、ペットボトルに移して冷蔵庫に保管しておいた。
あるとき、同じクライフィールドに住んでいるkさんと聞き酒でなく、
聞き水を行って見た。一つは水道水、一つは浄水器での浄水、そして市
販のミネラルウォータである。さすがに水道水は違いがわかったが、k
さんと僕は浄水器の浄水をミネラルウォータと判定したのであった。
結局、この浄水器による水が十分おいしいということになった。人間と
は不思議なもので、そうなると浄水で入れたコーヒーもおいしく感じる
し、料理などにもこの浄水を使っていた。しかし、1ヵ月もするとフィ
ルターが目ずまりしてきて水の出が悪くなる。逆に言えばそれだけ不純
物を含んでいたわけである。1ヵ月ごとにフィルターを交換してもフィ
ルター自身が日本の様に高くないので、その点もありがたい。
さて、前にも話したかもしれないが、イギリスでは食器を洗剤で洗った
あとに水でゆすぐということをしない。そのかわり、布できれいに磨き
上げるのである。日本では信じられないが、イギリスではこれが普通の
ことなのである。あるとき家内がイギリス人になんで最後に水でゆすが
ないのかと聞いたところ、せっかく洗剤できれいにしたのに水で洗えば、
また汚れてしまうといっていたそうである。たしかに不純物の多い水道
水では納得もいかないわけではないが、なんとなく日本人にとってはな
じめない。(もちろん、わが家では最後に水洗いをしていた。)
しかし、このことが風呂の習慣と実は同じであることに気がついた。良
く知られているように、西洋式の風呂にはバスタブしかなく、その中で
体を洗う。そして日本では最後に上がり湯を浴びて石鹸を洗い流す
が、西洋ではそのまま出てきて体をふくわけである。まさに食器洗いと
同じである。われわれのクライフィールドコテージでは、当初シャワー
がなかったので、我々は風呂で体を洗ったあとに蛇口からでるお湯をた
めて浴びていた。我々が入居して1年目にようやくシャワーがつけられ
た。もしかするとイギリスではシャワーはあまり一般的ではないのであ
ろうか?これも家内がイギリス人に聞いた話しであるが、シャワーが無
いときはどうやって髪を洗うのかと尋ねたら、髪は洗面台で洗うのが一
般的だということであった。
Heather (ヒース)