英国日記29
Caernarfon
ウェールズ
5月1日(月)が May day で休みなので、4月の週末に1泊でウェール
ズに旅行することにした。コベントリーからウェールズまではほぼ西に
向かっていけばよい。イングランドとウェールズの境界には国境は存在
しないが、ウェールズに入るとイングランドとは違う雰囲気が感じられ
る。もっともこれはわれわれが通った A5 というルートのせいかもしれ
ないが、イングランドの牧草地帯から山の中に入っていくという感じで
あった。われわれの目的地はスノードニア。ここは山岳地帯で1000メー
トル級の山があり、ウェールズとイングランド中で最も高い。スノード
ニアの一帯に近づくにつれまだ雪をいただいた山肌が視界に入ってくる
。この風景はわれわれ日本人には懐かしさを感じさせる。というのはイ
ングランドでは山といえる山が少なく、日本のような山岳風景はウエー
ルズかスコットランドでしかお目にかかれない。そんなわけでわれわれ
はウェールズになんとなく愛着を感じることができた。
スノードンの山の麓のホテルに予約をとってあったが、かなり早くつく
ことができたので、スノードン山に登る
ことにした。といっても小さな
子を抱えては無理である。そこで登山鉄道
に乗ることにした。ところが
残念なことにその日は天候が悪く、山頂まではいけないとのことで、途
中駅までということになった。
それでも眺めは最高で、中腹の駅で鉄道を降りてみんなその周りを散策
していた。斜面はそれほど急でなく、歩いてどんどん上に登っていけそ
うな感じがする。こういう意味では日本の山とも感じが違う。山には木
々はなく裸の山肌に上の方には雪が積もっている。眼下には通ってきた
峠道がはるか遠くに眺められる。30分くらいその周りを散策して再び鉄
道で麓まで降りた。
その日泊まったホテルはRoyal Victoria Hotel というなかなか立派なと
ころであった。次の日、我々はカナーフォン(Caernarfon)の町にいっ
た。ここはプリンス・オブ・ウェールズの帯冠式の行われるカナーフォ
ン城がある。ヨーロッバの城のような華やかさがないのは同じであるが、
イングランドの城よりも質素でさらに荒削りのような印象がある。城壁
も一部残っているがその上を歩くことはできない。それがかえって歴史
の重みを感じさせる。
さて我々は次に海岸に沿ってコンウィまでいった。ここでもコンウィ城
があり、町全体がその城壁の中に囲まれている。城の外観はカナーフォ
ン城と似ている。さてコンウィからちょっといったところにスランドッ
ドノー(Llandudno)という町があり、海岸にそってB&Bが立ち並んでい
る。この町の脇にある小高い山(Great Ormes Head)にはロープーウエ
イ(イギリスではケーブルカーといっていた)があり、上に登ることが
できる。ここからの眺めがなかなかよい。
我々がいったとき、ちょうどこの町ではお祭りが開かれていて、町のメ
インストリートには沢山の出店が出ていた。それと海岸沿いのB&B街の
景色がすっかり気に入ってしまい、予約はしていなかったが、もう一泊
していこうということになった。明日は May day でまだ休みだったか
らである。外から見てよさそうな B&Bのドアをたたいて、今日泊めても
らえるか聞いて2、3軒目でOKとなった。日本の様に連休だからといって
混雑していないのがうれしい。残念ながら海の見える側の部屋ではなか
ったが、飛び込みだし、海にはすぐだし、部屋もきれいにかたずいてい
たので満足した。夕方、海岸を散歩しながらウェールズの今回の旅をか
しめていた。我々としては初めての予約なしの宿泊だったわけであるが、
かなり満足したのであろう、あとでみんなにもスランドッドノーがよか
ったと宣伝していたことを覚えている。
Lands End