英国日記31
Warwick
食料品
イギリスでは日本のようにいたるところに自動販売機が設置されている
ということがない。特にたばこの自動販売機はほとんどない。たばこは
スーパーのたばこだけを売っている一角で買う。日本に比べて値段も
高い。(1ポンド= 230円換算で300円位した)物価は、円高のせいも
あってか、日本円に換算して考えるとほとんどのものは日本のものより
安い。しかし、イギリスから給料を貰ってポンド建てで生活する場合は、
日本円に換算しないで物の価格を感じた方がよさそうである。
イギリス人は新聞などについている数Pのクーポン券でも
大事にしてスーパーでも買い物に利用していた。(もちろん日本でも1
円でも安くということは同じであるが) イギリスで高いなと感じたの
はティッシュのような紙製品である。逆にコーラとかビールのようなも
のは安かった。
日本食料品はロンドンにあって時々行った。ロンドンまではちょうどつ
くばと東京と行った感じで時間的にも同じくらいである。ただし、ロンドンの
日本食品はめずらしいものも手にはいるが、案の定安くはない。そこで、
われわれはもっぱら中華材料点を利用することになる。しかし、前にも
話したようにWarwick 周辺にも日本人がかなりいるので、隣町のケニル
ワースのMさん宅に、毎月1回、ロンドンの日本食料品店から冷凍車が
きて日本食料を売りに来る。
周辺の奥様方は、その日 Mさん宅に集まって買い物をするわけである。
日本でいえば、生協とか生活クラブのような感じである。そこに集ま
る奥さんたちとお茶をしたり情報を交換したり、必ずしも買い物だけ
でないご利益もあるようだ。クライフィールドの日本人も
その日は一緒にMさん宅に行く。もちろん用があって行けないときは買い
物リストを預けて行く人に買ってきてもらうということもある。
当時のレシートがあるので、10年前の物価であるが、少し値段を示して見よう。
豆腐(0.75ポンド=173円)、沢庵(1.98=455円)、カレールー(1.98
=455円)
メンマ(1.28=294円)、かまぼこ(1.89=435円)、みそ(3.68=846円
)
タンメン(2.28=524円)
といった具合である。一方、中華材料店では、
うどん(中国製)(0.55=127円)、インスタントラーメン(0.19=44円
)
酒(澤の鶴)(3.95=909円)、日本茶(1.95=449円)、沢庵(大)(1
.8=414円)
春巻(0.99=228円)、ゆば(腐竹)(1.15=265円)
と行った具合で日本食料品店よりは多少安い。
味噌、沢庵などはイギリスのスーパーでは手に入らないが、かまぼこは
蟹風味のものが売っていたので、かまぼこのかわりに良く食べたし、
カレーもイギリス風のかなり辛いがおいしいカレーもある。インスタント
ラーメンも醤油もあるので、特に困らない。
ただし、お米はイタリア米があり、当初はそれを食べていたが、日本食
品店で手に入れたカルフォルニア米を食べてからはこれを食するように
なった。イギリスで食べるとカリフォルニア米はこしひかりに匹敵する
かと思われるくらいおいしかった。
そのようなわけで、イギリスでの食生活は不自由も確かにあったが、そ
れなりにどうにかなるものである。特にロンドンのような大都会ならば
ほとんど不自由はしないであろう。ウォーリックのような片田舎でさえ
日本食を手にすることができるわけだし、ロンドン以外
でも規模は小さいがいくつかの日本食料品店があった。