英国日記32
Warwick Castle
ワイト島

イギリスでは日本人向けのニュースダイジェストというミニコミ紙のよ うなものが月1回発行されていて、わが家でも購読していた。1週間分 の日本のニュースやイギリスでの情報交換などなかなか役にたった。わ が家で読み終わると他の日本人家族の人達に廻したりしていた。そのニ ュースダイジェストの最後のページには日本人向けのアパートの斡旋や B&Bなどの紹介などが出ていた。そこで目にしたのが、ワイト島で日本 人の節子さんの経営するB&B である。ただ日本人の経営するという謳 い文句だけだったらいかなかったかもしれないが、刺身や日本食が食べ れると言う宣伝で、日本食に飢えていた我々は5月の終わりのバンクホ リデーを利用して2泊の旅行に行くことにした。
もともと旅行好きで日本にいるときも暇さえあれば旅行に行っていたわ けであるが、イギリスに行って、さらに輪がかけられたように旅行づい たわけである。ワイト島はちょうどブリテン島の真下に位置する小さな 島でWarwick(ウォーリック)からはオックスフォードを通って南に南 下して行けばよい。ウインチェスターの町から2通りのコースがあり、 行きはNew Parkと呼ばれる美しい牧場地帯を通過してLymingtonの町に 行った。ここからフェリーで30分位でワイト島の Yarmouthという港町 に到着する。目指すB&Bはここからすぐである。
ワイト島(Isle of Wight)は、 島全体が美しい。特に南側の海岸は白亜 の壁が海岸に沿って眺められる。 そういう点ではドーバーにも似ている。また西のはずれにはNeedlesと よばれる針をたてたような岬がありここも美しい。この島は ヨットレースでも有名なようである。さて宿は2家族しか泊れないが、 その分部屋もいい部屋だし、何といっても料理がおいしかった。食事 のあとで、節子さんが島の観光ガイドもしてくれて見所を教えてくれる。 1日もあればゆうに1周できる島ではあるが、見所はなかなか多い。
初日は南側の海岸 とテーマパークの様なところにいった。2日目はオ ズボーンハウスと呼ばれるビクトリア女王の 離宮を見に行った。かつてのグレートブリテンの繁栄期の王室の暮らし ぶりが何となく伝わってくるようである。オズボーンハウスは島の 北側にあるが、そこから再び島の中心部を通って南にくだると途中、 いろいろなパークがある。すべて、ミニチアでできたところとか、 蒸気機関車とか楽しい土産物屋など観光地としての見所も多い。 たった2日しか滞在しなかったが、思い出深いところであった。
帰りは来たときとは違うコースで、Portmouthにフェリー で出た。そこから東にブリテン島の南端をとおってBrighton(ブライト ン)の町に行った。ここはイギリスの上流階級の保養地として有名である。 Royal Pavilion と呼ばれるイスラム風の宮殿があって中を見学できる。 内部は中華風でイギリスにおける外国趣味といったところである。ここも なかなか見応えがあった。

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