英国日記34
Lands END
フットパス/苺狩り
イギリスではフットパスに関する法律があっ
て誰でもが自由にそこを歩くことが
できるということを何かの本で読んだこ
とがある。フットパスとは、歩いて通れる
小さな道で、他人の土地の敷地内であって
も誰でもが通行できる権利があるという
ものである。このフットパスがクライフ
ィールドコテージズのすぐ裏を通っている
という。そこで、日曜日のある日、松山の
Mさん一家とそのフットパスを散歩する
ことになった。
コテージズの裏の林
の中を越え、学生宿舎の脇をとおるとフットパス
の入り口があった。今まで、クラーフィ
ールドの周りにはただ、だだっぴろい畑が
広がっているだけだと思っていたのであ
るが、フットパスを歩いてみて新たな
発見をした。そこは単に広い畑が広がっ
ているのではなく、小さな丘の中を小道が
アップダウンしながらついていた。途中
林の中に紫色をした鈴蘭のような花の
群生があったり、のいちごがあったり
といろいろ変化に富んでいる。
半年以上も
近くに住んでいながらすぐ近くにこの
ような所があるとは想像だにしなかった。
日本では都会で散歩といっても住宅街
の中を歩き回るしかできないが、イギリスでは
ロンドン以外ならこのように自然を満喫できるのである。
イギリスでは自然保護ということに対し
ては、ナショナルトラストというものが
ある。ナショナルトラストという協会で
は、保護したい土地を買いしめて開発を
防いでいる。地図などにもNTというマー
クが示されているところは、ナショナル
トラストの土地であり風光明媚なところが多い。
イギリスにいる間にもっと多くのフットパス
を歩いてみれば良かったのであるが、
残念ながらクライフィールドの所しか行けなかった。
ところで、イギリスでも日本と同じように
苺狩りがある。といっても日本のように
温室ではなく畑にストロベリーをはじめとし、
何種類かのベリーがうわっている。
これをバスケットに自由につみとって、
最後に計量してもらい、代金を払うと
いうものである。われわれの住むクラ
イフィールドの近くにも1つ、ちょっと
離れたところにも別に1つ農園があって、
苺狩りができた。われわれもときどき
この苺狩りにでかけた。日本では苺狩り
というと決して安くなく、同じ代金を
払えば、スーパーで食べ切れないほどの
苺が買えてしまうが、イギリスではそんな
ことはない。新鮮な苺が店で買うよりは安
く手にはいるのである。もっとも
ブルーベリーなどは酸っぱいから、それを
食べるというよりはジャムをつくる用
かもしれない。でも1種類でなく数種類の苺
がつめるので、子供たちもよろこんで
いろいろな苺を摘んでいた。季節的にできる
期間は短いがこれも楽しい思い出である。
イギリスで苺狩りのできるのは日本と違って
6月ころであったように思う。
話が前後するが、イギリスでは5月の初め
ころ、畑一面にナノ花が咲き、黄色
一面になる。5月のゴルデンウイークに
イギリスに訪れた人は飛行機からこの
一面の黄色い地面を目にすることができる
かもしれない。われわれも5月になって
ドライブをすると一面の黄色いナノ花畑
の美しさに目を奪われたものである。
Warwick Castle