英国日記35

イギリスの夏
イギリスの夏は決して暑いわけではないが涼しいわけでもない。
5月でさえ昼間は車に乗っていると暑いくらいである。夏はそれ以上に
暑い。しかし暑いのは日中だけであり、朝晩は涼しい。よってクーラー
などもほとんど必要がないし、実際、車にも大学にも宿舎にもクーラーなど
ない。扇風機もなかった。シティーセンターの店にもない。なくても
どうにかなる程度の暑さなのである。そういう意味では軽井沢の気候に
似ているのかもしれない。それでも日中の暑さにクーラーがほしいと思った
ことが、2、3日はあった。2、3日のためにクーラーを購入する人もいないので
あろう。
前にも話したように、イギリスの夏は暮れるのが遅い。よる9時ころ
まで明るく、本格的に暮れるのは10時過ぎてからである。そんなわけで夕食は
明るい中で食べることになる。なんとなく、夕食ではなく、昼食を食べている
ような気持ちになる。子供たちも外が明るいから5時くらいでは
遊びをやめない。
それでもイギリスでは一番いい季節である。中庭に椅子と机を出して外で
食事をしたり、学生ユニオンからドラムカンのバーベキューセットを借りてきて
庭でバーベキューをしたりもした。また夜の散歩もまた楽しい。気候的にも
過ごしやすく、夕食後にうっすら暗くなりかけた風景を眺めながらゆったりと
過ごすのである。
イギリスでは9月に新学期が始まるので、夏は日本の春休みのような感じである。8月に
なるとスタッフも長期の休暇をとる。われわれも2週間近くの休暇をとって
南ウエールズとコーンウォルに行った。このことは次にお話ししよう。
さて、夏になると前にも話したように我々は頻繁にテニスをした。大学が終わって、
5:30から7:00くらいまでというようにである。大学には学生ユニオンの建物内に
バーカウンターがあり、そこでテニスをしたあとよくビールも飲んだ。
大学内にこのようにビールを飲めるところが2、3箇所ある。もちろん昼間から
飲むこともできる。(もっとも昼間は僕は飲まなかったが)イギリスでは、日本でいうラガー
というのと、ビターというのがあり、僕自信はあまり冷やさないで飲むビターを
好んで飲んだ。
Ashby-de-la-Zouch