英国日記6
Windsor
詳しいことは忘れてしまったが、イギリスで生活するためには、グリーン
カードというのを Immigration Office で申請しなければならない。
(外国人登録)そのために、コベントリーの隣町であるバーミンガムへ電
車で行くことになる。バーミンガムはイギリスにいる間、車でしょっちゅ
う買い出しに行く町となるのだが、イギリスにつたばかりで右も左もわか
らない。後で、何度か行って見ると町の印象もこのときの第一印象とはか
なり違っていた。話は違うが、まだイギリスについたばかりの時にイギリ
ス人から道を尋ねられたことがあった。日本では外国の人にわざわざ道を
尋ねたりしないであろう。事実、尋ねられてもこっちが知りたいくらいな
ので、僕もこの地に来たばかりでわからないというしかなかったのである
が、半年後には尋ねられてもちゃんと説明していたように思う。つまり、
イギリスでは、東洋人でもインディアでも必ずしも外国人ではないのであ
る。そしてむこうの人は、みんなが英語を話すものだと思っているのであ
る。町を歩いていてもインディアとか東洋人はかなりいるし実際にイギリ
スで生活している人がほとんであるので、当然、道を尋ねてもおかしくな
いのかもしれない。
ところで、話しがそれてしまったが、バーミンガムの目的の
オフィスの場所をあらかじめ Julieに聞いていたので、比較的迷わずにそ
こに行き着くことができた。ところが、窓口の人のしゃべっている言葉が
わからない。後で知ったことだが、バーミンガムとマンチェスターはなま
りのすごい地域だそうである。イギリスの人にとっては、なまっていると
いうぐらいにしか聞こえなくても英語の不得意な日本人にとっては何をい
っているかわからない。あとで知りあいなったインドから来た人の英語も
聞きづらかったがイギリス人にとっては、日本人のというよりも僕のしゃ
べる英語の方が聞き取りにくかったのかもしれない。この話しはまたあと
ですることにしよう。
とにかくバーミンガムで何度か聞き返してよう
やく意味が通じ、どうにかグリーンカードを手に入れることができた。午
前中に終えることができたので、もう少し町を見て歩けば良かったのかも
しれないが、なぜかその日はすぐにコベントリーに戻ったように思う。多
分、午後TV屋さんが来ることになっていたからではなかったかと思う。こ
ちらで生活するのは、2年間だし、そのためにわざわざテレビを買うのは
どうかと思っていたら、Julieがレンタルがあるという。そこで、大学の
近くのショッピングモールにあるレンタル屋にいって、TVをレンタルする
契約をしたわけである。今日それが届くはずであった。あとで来た
日本人の人に聞いたら、10ヵ月位の短期だとレンタルしてくれないことも
あるようである。いずれにしても日本では、電化製品のレンタルはあまり
見かけないが、イギリスではどの町にいっても必ずある。もっともレンタ
ルした TVは日本製であった。
イギリスのテレビは4チャンネルしかない。ただし、TVを見る場合は、
TVライセンスというのを取得する必要がある。いわば視聴料である。
最初は、日本に比べてチャンネルの少なさに驚いたが、次第に慣れてき
た。日本では、チャンネルの数こそ多いが、どこをひねっても同じ様な
番組しか流れていない。イギリスではチャンネルが少ない分
それぞれに特色があり4チャンネルでも十分である。またイギリスのTV
では、文字放送がかなり充実していた。TV番組や旅行案内、天気予報、
ニュース、フライト情報などなどである。そんなわけで、ほとんど新聞
を必要としなかった。さて、BBCのニュースは良く見た。その中で日本と
アメリカとイギリスを結ぶニュースがあり、日本のニュースもある程度知
ることができた。面白いことに、あれから8-10年くらいたつが、日本で
も衛星放送を通じて朝、BBCニュースを見ることができる。当時のニュー
スキャスタが今も出ていて懐かしく見ている次第である。
Lake District